堺市北区三国ヶ丘のすぎもと鍼灸院|不妊治療、肩こり、腰痛、更年期障害を、鍼灸と整体で

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椅子と座布団と腰痛

杉本 亘杉本 亘 2025.01.07

整体腰痛治療鍼灸治療

 

最近、鍼灸・整体に来られた患者さんで、よく似たパターンの腰痛の症例があったのでご紹介します。

 

 

2人の腰痛の共通点

1人の方はデスクワークの時間が増えてきたので椅子の上にハニカム構造のゲルクッションを最近使うようになった方でもう1人はメルカリをよくするので座ることが多いので低反発の座布団を使うようになった方でした。2人共はじめから「座布団どんなん使ってんの?」って聞いたわけではなく、いろいろと問診していく中で分かった事でした。
腰の痛みの共通点は、両者ともに座り心地は良くて長く座れるのですが、立つ時に痛かったり普段動いている時にピキッとギックリ腰になりそうで怖いという事でした。

 

 

やわらかい素材の特徴

低反発だったり耐圧分散や衝撃吸収などの素材は座布団だけでなく、寝具や靴でもありますが特徴として使い心地は良いけど後々あんまり‥というのをよく耳にします。寝具であれば寝心地はいいが朝起きたらしんどいとか、靴であれば履き心地良くて気持ちいいけど膝痛が起こってきたり外反母趾が痛くなったり‥。
今回の2人は股関節の前後の筋肉が固くなっていたり、片側の仙腸関節の動きが悪くなっていたのを整体治療をする事により早くに改善されましたが座布団のことを知らなければ、また同じ腰痛が出ていた可能性もあるので患者さんとのコミュニケーションは大事だという事を改めて感じました。

 

 

あの頃の柔らかい体に

元気な子どもは固い所や、やわらかい所で座ったり寝たりしてもあまり不具合がでないのは自身が柔らかく色んな環境に順応できているからだと思います。
私自身も色んな所が固くなっているのを感じます。居酒屋の固い椅子に座っているとお尻の骨が痛くなってきますし、ヨギボーで寝ると後がしんどいですし、足の爪を切る時は股関節が固いのと老眼も相まって、もはやサスペンスです。そういう不具合をチャンスと捉えて、どうすれば上手くできるか楽になるかをいつも考えて学んでいきたいと思います。

 

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起床時、疲労がとれてない人の話

杉本 亘杉本 亘 2024.12.24

倦怠感整体疲労鍼灸治療

 

先日「最近寝ても疲れがとれない」というデスクワークをしている女性の患者さんに整体をしながら「腹筋がめちゃ固まってますねー」と言うとその方は「私、腹筋なんか何もしてませんよ~」と言われたので、腹筋が呼吸筋であることや姿勢を保つ時に使うことなどを説明するとビックリされました。私も自分自身が当たり前に思っている事が患者さんにとってはそうでもないという事が改めてわかり勉強になりました。

 

 

疲れがとれない色んな原因

朝の疲労がとれない原因はいろいろ考えられますが、その一つに呼吸が浅くなっている事が考えられます。呼吸が浅くなる原因もいろいろありますが肺が入っている胸郭の周囲である胸やお腹が固くなっている事が多くその方も動きが悪くなっていました。

 

 

胸やお腹が固くなって起きるいろいろ

例えば長く咳をしているとお腹が筋肉痛になり、ひどい人は肋骨が痛くなったり折れたりする人もいます。長く咳をしていなくても妊婦さんの場合はだんだんお腹が大きくなっていくにつれ柔軟性のない方は肋骨が痛くなったり呼吸が苦しくなったりむくみやすくなったり逆子になりやすくなったりします。
他に腕立てや腹筋、プランクなどの自分に合わないトレーニングで固まってしまい首・背中・腰などが起床時に痛いという方もおられます。呼吸が浅くなると不安感やうつ症状も出やすくなりますのでお気をつけください。

 

 

さいごに

私自身、小さい頃からお腹が弱く、緊張しやすかったりして良い呼吸をしてるとは言えない状態ですので運動や体操、日常の所作・鍼灸治療・整体など気持ちよく呼吸できるよう日々模索していきたいと思います。