1年前からマシンピラティスに通い始め、肩こりはマシになり体型も少し良い感じになったそうですが、4年前に出産してからのひどい生理痛とPMS、尿もれが治らないので、生理痛には鍼灸が良いと聞いて来院されました。
確かに鍼灸治療は生理痛をはじめ不妊症や更年期障害、子宮筋腫、子宮腺筋症などの婦人科疾患にとても良いと言われていて、この方も生理痛とPMSが治療に来るごとにマシになり、今は身体のメンテナンスで来られています。
この方のように鍼灸治療によって下腹部の循環が良くなり、腰がくびれやすくなるという事も考えられますが今回は整体の目から診たお話をさせていただきます。
結構多い骨盤のタイプ
整体の考え方は様々あり、いろんな見方やテクニックがありますので細かく書くとややこしくなるので簡単に書きます。
まず、骨格で気になったのが恥骨が前に出ていることでした。恥骨が前に出ることにより下腹部がぽっこりしやすくなり、血流も滞りやすくなり生理痛・不妊症などの婦人科疾患のリスクが上がります。構造的にも胸部(胸)が下がり、お尻も下がりやすくなります。
今までにも恥骨が前に出ているにもかかわらず、一生懸命に腹筋を頑張っている方で腰痛や、やる気が出ない、息が浅い、不安感、朝の首痛、咳、鼻炎などの症状が出ている方々がおられました。
治療と共に大事な日常の所作
今回の患者さんもお腹やお尻の下や胸の筋膜が固くなっていて、整体の手技をすると始めは痛そうでした。整体と鍼灸の治療をしながら歩き方や仕事、日常の所作の時に意識をするだけで「今はピラティスのトレーニングを全くしてないのに、トレーニングをしていた時よりも腰がくびれてるわー!」と喜んでいました。
一人一人に合う治療とアドバイス
人はそれぞれ姿勢も仕事も日常生活も違いますので、自分に合っている事を探すのは難しいと思いますが一人一人に合った治療や日常のアドバイスをこれからもできますよう日々学んでいきます。
ありがとうございます。