妊娠前から通院されている方が妊娠28週の時に妊娠糖尿病の検査でギリギリ引っ掛かり再検査となりました。それと同時に貧血でも引っ掛かり鉄剤を処方されていました。
妊娠糖尿病によるリスク
赤ちゃん側のリスクとして新生児低血糖、巨大児、先天奇形、胎児死亡などがあり、お母さん側のリスクとして妊娠高血圧症候群、羊水量の異常、早産、流産、帝王切開になる可能性が高くなるなどがあげられます。
治療方法
基本的に食事と運動が大事といわれています。この方は自分でも調子に乗ってお菓子をたくさん食べていた自覚があったので、まず甘いものを控えて動くように心がけてもらいました。治療的には糖代謝が上がるツボに鍼やお灸をしたり、この時期はだんだんお腹が大きくなってきて呼吸が浅くなりやすいので呼吸がしやすくなるような整体を心がけました。血糖の方は1~2週間で正常値になりましたが、貧血は急には良くなりにくいと思いますので一緒に取り組んでいきたいと思います。