先日「最近寝ても疲れがとれない」というデスクワークをしている女性の患者さんに整体をしながら「腹筋がめちゃ固まってますねー」と言うとその方は「私、腹筋なんか何もしてませんよ~」と言われたので、腹筋が呼吸筋であることや姿勢を保つ時に使うことなどを説明するとビックリされました。私も自分自身が当たり前に思っている事が患者さんにとってはそうでもないという事が改めてわかり勉強になりました。
疲れがとれない色んな原因
朝の疲労がとれない原因はいろいろ考えられますが、その一つに呼吸が浅くなっている事が考えられます。呼吸が浅くなる原因もいろいろありますが肺が入っている胸郭の周囲である胸やお腹が固くなっている事が多くその方も動きが悪くなっていました。
胸やお腹が固くなって起きるいろいろ
例えば長く咳をしているとお腹が筋肉痛になり、ひどい人は肋骨が痛くなったり折れたりする人もいます。長く咳をしていなくても妊婦さんの場合はだんだんお腹が大きくなっていくにつれ柔軟性のない方は肋骨が痛くなったり呼吸が苦しくなったりむくみやすくなったり逆子になりやすくなったりします。
他に腕立てや腹筋、プランクなどの自分に合わないトレーニングで固まってしまい首・背中・腰などが起床時に痛いという方もおられます。呼吸が浅くなると不安感やうつ症状も出やすくなりますのでお気をつけください。
さいごに
私自身、小さい頃からお腹が弱く、緊張しやすかったりして良い呼吸をしてるとは言えない状態ですので運動や体操、日常の所作・鍼灸治療・整体など気持ちよく呼吸できるよう日々模索していきたいと思います。