数年前に、肩こり・腰痛などで鍼灸・整体に来られていた助産師さんがいました。お仕事も産婦人科で勤められているとの事でした。当院には不妊治療で来られている方や妊娠してからも出産するまで通院される方がおられます。また、つわり・逆子・妊娠時の腰痛など、様々な体の不調で来られている妊婦さん達がおられるので、その助産師の方に「世の中の妊婦さんになんかアドバイスとかぶっちゃけ言いたいことないですか?」と質問してみました。
不妊治療中や妊娠中の人へ助産師さんからの言葉
答えは即答で「とにかく歩いて!!」でした。
その理由は、あまり歩いていない人の傾向として体に力がなく陣痛が弱い。分娩時間が長くしんどいし、いろんなリスクが出てくるし・・と色々と教えていただきました。
如何せん不妊治療をされてる方が妊娠初期にあまり動かないように勧める病院があったり、妊娠中期・妊娠後期も周囲の人たちが気を使って妊婦さんを運動不足に導いているケースも多く耳にします。
逆子になっても、よく歩くようにアドバイスする先生もいれば安静を勧める先生もおられます。
便利な世の中になりほとんど歩かなくても生活ができてしまいます。
上手く歩けるように
歩くことに対する考え方は皆さんそれぞれ違うと思いますが、江戸時代の女性は1日20キロ30キロ普通に歩いていたと言われていますので現代のように、歩く=運動ではなく、歩くことは日常だったと思います。そして上手く歩けていたからたくさん歩けたと思います。
患者さんのお話で、歩くと膝が痛いとか腰痛とか股関節が痛いとか足が痛いとかよく聞きます。私自身もっともっと歩くのが上手くなり、良いアドバイスができますよう学んでいきたいと思います。ありがとうございます。