先日「最近寝ても疲れがとれない」というデスクワークをしている女性の患者さんに整体をしながら「腹筋がめちゃ固まってますねー」と言うとその方は「私、腹筋なんか何もしてませんよ~」と言われたので、腹筋が呼吸筋であることや姿勢を保つ時に使うことなどを説明するとビックリされました。私も自分自身が当たり前に思っている事が患者さんにとってはそうでもないという事が改めてわかり勉強になりました。
疲れがとれない色んな原因
朝の疲労がとれない原因はいろいろ考えられますが、その一つに呼吸が浅くなっている事が考えられます。呼吸が浅くなる原因もいろいろありますが肺が入っている胸郭の周囲である胸やお腹が固くなっている事が多くその方も動きが悪くなっていました。
胸やお腹が固くなって起きるいろいろ
例えば長く咳をしているとお腹が筋肉痛になり、ひどい人は肋骨が痛くなったり折れたりする人もいます。長く咳をしていなくても妊婦さんの場合はだんだんお腹が大きくなっていくにつれ柔軟性のない方は肋骨が痛くなったり呼吸が苦しくなったりむくみやすくなったり逆子になりやすくなったりします。
他に腕立てや腹筋、プランクなどの自分に合わないトレーニングで固まってしまい首・背中・腰などが起床時に痛いという方もおられます。呼吸が浅くなると不安感やうつ症状も出やすくなりますのでお気をつけください。
さいごに
私自身、小さい頃からお腹が弱く、緊張しやすかったりして良い呼吸をしてるとは言えない状態ですので運動や体操、日常の所作・鍼灸治療・整体など気持ちよく呼吸できるよう日々模索していきたいと思います。
肩こり、腰痛、眼精疲労などは年間を通してよく聞く症状ですが、夏場によく聞く症状として「だるい」と患者さんによく言われます。だるさ(倦怠感)が起こるケースや予防法などをご紹介していきます。
エアコンによる冷え
職場で座っている場所によって寒い場所やそうでもない場所があるようで、わざわざ上着を持っていって着ていてもまだ寒くて風邪を引きやすくなったりめまいが起こったり頭痛になったりする人がいます。
エアコンが寒く感じていない人も女性が多いのですが、足だけだるくなるという声もよく聞きます。これは夏になってお風呂の湯船につからなくなったり春はよく歩いていたのに夏はほぼ歩いていないという人が多いです。
エアコンの設定温度はできるだけ高くすることをおススメしています。
ちなみに僕は寝ている時のエアコン設定温度を31℃にしていると患者さんに言うと変な人扱いされます。笑
胃腸の弱りによるだるさ
消化器が弱ると体はだるくなるのですが、夏は季節的にも弱りやすい上に冷たいものや甘いもの、あまり噛まずに食べられるものが胃腸を弱らせます。
毎日のようにアイスを食べている人は何となく体に良くないと気付いている人が多いと思いますが、ある患者さんは炭酸水が体に良いと聞いて毎日冷えた炭酸水を夏の間飲み続けて、涼しくなってきた頃に酷い胃痛が1~2ヵ月続いて当院へ来院された人もいます。
その他には夏バテに梅がいいと思い自家製の梅ジュースを作って水筒に入れてお茶代わりに飲んでいて「なんか最近めっちゃ体がだるいんです…」と言っている人もいました。砂糖の入っている甘い水分は本当にお気を付けください!
東洋医学では‥
東洋医学では春夏の過ごし方で秋や冬に影響を与えると言われていますので、厳しい夏ですができるだけ夏は夏らしくしっかり汗をかいたり運動されることをおススメします!
ちなみに僕は、真夏は少し冷やしますが基本的にビールは常温で飲んでいると言うと患者さんに引かれます(笑)